« 2017年1月 | トップページ | 2017年4月 »

2017年2月

2017年2月19日 (日)

生命の樹 -ギャラリ-夢雲20周年記念展

夢雲の庭にしだれ桜とこぶしが咲きました。室生の里は山も鳥も草木も動物も優しく光り輝いています。
お礼がおそくなりすぎましたが、、、、
2017年20周年を迎えたギャラリー夢雲の最初の作品展「生命の樹 』-手織り絨毯×勝水喜一の木工×荒川尚也のガラスの作品展、無事、終了いたしました。
遠路大勢のお客様が連日お越いただき,優しいお心遣いいただきありがとうございました。  心より感謝申し上げます。
田中モハンさん、佑美芸さん、毎日神戸から夢雲に通っていただき、ほんとにご苦労様でした。長い年月愛情をかけて収集してきた手織り絨毯とモハンさんのお話に魅了され、何日も通ってお越いただいたお客様が何人もおられました。 阿寒の森で活動する、木工作家、勝水喜一さんは全日、夢雲に在廊いただき、大地や樹木の声を聞き、木材を裁断、ゆっくりと時間をかけての乾燥、全て一人でこなし椅子やテーブルは、多くの方に感動いただきました。今回、砂から熔かしてガラスを作る、荒川尚也さんに初参加いただき、荒川さんの深い志にふれ、清流のような透明感のある美しい荒川さんのガラスの作品を堪能させていただきました。ケータリングでは、夢雲初出店のフランス人店主シルバンさんの「ガレット」やキッシュ、自家焙煎のオーガニック珈琲のCAFE NEKKO カフェネッコさん、スパイス精進モハマヤバートさん、優しいおいしい『おのまとぺ』さん、夢雲のまかないにいつもお世話になっているうとうとさん、夢雲スタッフ、岡麻衣さん、プロ顔負けのおいしいまかないをつくる伊藤真崇さん、その他大勢の皆さんにいつも真心こもった応援いただきありがとうございました。心より感謝申し上げます.
心に響く作品展がお届け出来るよう心尽くしてまいります。                本年もよろしくお願いもうしあげます。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 
手織り絨毯×勝水喜一の木工×荒川尚也のガラス
2017年3月25日(土)〜4月2日(日)
期間中無休
余寒お見舞い申し上げます。
夢雲を、いつも温かく、応援していただきありがとうございます。
夢雲コレクション展では、寒い中風工房にお越しいただきありがとうございました。
心より感謝もうしあげます。
ギャラリ-夢雲での今年最初の作品展がはじまります。
2017rgb
シェヘラザードの田中モハンさんが夢中になり、長い年月愛情をかけて収集してきた手織り絨毯と、タンチョウが降り立ち、シャケが産卵するチチャップ川のほとり 阿寒の森で活動する、木工作家であり自然栽培農家でもある勝水喜一さんの美しい木工(椅子やテーブル、木皿など)の作品と、丹波町の和知の水に恵まれた山里で砂から熔かしてガラスを作る、荒川尚也さんが初参加いただき,人の息遣い、自然と同質の揺らぎ、時間の流れがやどす清流のような透明感のある美しい荒川さんのガラスの作品が加わっての2017年最初の夢雲20周年記念展『生命の樹』を開催致します。虫や鳥、草木もワクワクする春到来のギャラリ-夢雲にご高覧頂けるのを,楽しみにお待ちしております。
2017rgb_3
シェヘラザード
2017rgb_m
シェヘラザード
時間が作り出す絨毯の「景色」
なぜアンティーク、オールドの絨毯にこだわるか?
ペルシャ絨毯は踏めば踏むほど良くなると言われます。
絨毯を長年使っていくと足先で研磨されることにより革のように柔
らかくなりつやも出てきます。
染に関しても新しい間は均等に見えますが、手紬の糸は厳密には均
等に染まらないため、時間が経つにつれに本来の染むらが出て味わ
いが出てきます。
鉄分の多い染は空気によって”酸化“し自然に減ってきます。
このような微妙な変化はたとえるなら日本の陶磁器の「景色」のよ
うな味わいです。
3千年昔より一結び一結び手でつくられていく絨毯
人にそれぞれの個性があるように絨毯にもその一枚一枚にそれぞれ
の「景色」があります。
この「景色」をぜひ手に取って味わっていただければ幸いです。
シェヘラザード /田中 モハン
2017_m
田中 モハン Mohan Tanaka (Mohan Mirchandani)
1950年 スリランカで生まれる
1952年 父の仕事(綿の輸出)のため日本に移住
1971年 米国ノートルダム大学経済学部卒業
1971年 布地、生地、紅茶等の輸入業を始める
1975年 英国オックスフォード大学 大学院にてインド哲学を勉強
1978年 京都府京北町にて自然農法による農業に従事する
1986年 香港にて絨毯の師匠に出会い本格的に絨毯を学ぶ(祖父が絨毯並びに
             宝石商のため絨毯は折に触れていた)
1989年 神戸でシェヘラザード設立 現在に至る
++++++++++++++++++++++++++
2017rgb_a
「行雲流水
 雲と水。そして熔けたガラスも流体として振る舞う。
 水墨がを描くように,自分も風になってガラスを吹く。
 平等院の雲中供養菩薩が乗っておられる雲が手本となる」
荒川尚也  
自然の光の中、無色透明のガラスには周囲の景色が映り込んでいる。
その像は光とともに揺らぎ、ガラスに表情をつくる。
光の動きは移りゆく時間の現れだ。
ガラスの器は光の器であり時の器でもある。
 
水にも味が有るように、無色透明のガラスも様々な味わいがある。
最近、杜氏が米を磨ぐように、珪砂を磨ぐようになった。
具体的には珪砂などの原料から鉄分などを取り除く作業のことだが、
それはガラスの透明度のためだけでなく、自分の感性を磨ぐための作業でもある。
2017rgb_a_2
荒川尚也  
 
【略年譜】
1953 京都市生まれ
1978 北海道大学農学部卒業
   (有)豊平ガラス工場(札幌市)入社  巳亦進治氏に師事
1981 京都府京丹波町細谷にて 晴耕社ガラス工房を始める
    自家調合のガラス生地を使い、宙吹きガラスの器を中心に制作
1995 新工房を現在地に移設
    キャストや金属を使った作品の制作も始める
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
勝水喜一
2017rgb_k

勝水喜一
http://www.k3.dion.ne.jp/~roku-kk/

農業を始めてから天気を気に留める習慣が身に付いて来た。それまでも無関心でいた訳ではないが、農を営むとなると天気が生活に直結する。最近はその振れ幅が大きい。昨年は6月の遅霜に続く幾度もの大雨、その後、四つの台風が連続して道東にやって来た。
 自然の振る舞いに恐れを抱き始めると、気候変動に対し自分は何が出来るのかと問う前に、天に許しを請い豊作を祈願する気持ちが素直に湧いてくる。その気持ちは、手にした木のフォルムへ静かに注がれ、確かに刻みながら春を待つ。

2017rgb_k_2
勝水喜一
略歴
1959  北海道釧路市生まれ
1983  東京造形大学 デザイン科 卒業
1989  飛騨地方にて大工として弟子入り
    大工職とともに日本建築在来工法のディテールを手掛りとした
          家具の作を開始
1993  釧路市阿寒町にて麓工房開設
2003       ファニチャー・ソサエティー・フィラデルフィア・カンファレンス
    参加・出展
2009   シタカラ農園を立ち上げ、自然栽培の野菜を生産出荷
    木工と農業の2面からの活動を模索
2011  京都市立芸術大学 漆工研究室 客員研究員(栗本氏に師事)
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
夢雲初出店のフランス人店主シルバンさんが、本場の味と素材にこだわり、一枚一枚手焼きする「ガレット」(そば粉のお食事クレープ)。その他リッチな味わいのキッシュや、卵・乳製品不使用のベジクレープ等。枠にとらわれず「美味しいもの」をお届けするメロメロ、モハマヤバート、オノマトペ、カフェネッコ、心と身体に優しいケータリングもご用意して2017年最初の作品展『生命の樹』春到来の室生の山里にある夢雲を楽しんでいただけたら幸せです。
夢雲の離れでランチ
3/25(土)モハマヤバート
スパイス精進ランチ   1500円 キッズランチ  1000円
要予約+ギャラリ-夢雲  0745−92−3960
13096326_1155061704545628_531109785
初出店
26(日)3/27(月)・メリメロ
フランス人店主の ガレット キッシュ  ベジクレープ
CAFE NEKKO カフェネッコの珈琲
16839566_10212151353084807_14582936
夢雲でランチ
3/30(木)・31(金)
おのまとぺ   心と身体に優しいサマサとスープランチとお菓子など
10269643_645432285548604_3602195354
夢雲でカフェ
4/1(土)・2(日))
CAFE NEKKO カフェネッコ   自家焙煎のオーガニック珈琲
とスイーツ&ドリンク.   大地に根ざしたおいしい食べ物を
11811476_858059914280747_5713959268
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年2月16日 (木)

夢雲へのアクセス

ギャラリー夢雲(むうん)
奈良県宇陀市室生区向渕(むこうじ)415

営業日ー企画展開催日のみ営業

営業時間-11時〜18時詳しくはお問い合わせください。

http://www.39moon.com/

電話 0745-92-3960

Mail moon39moon@gmail.com 

<車でご来場の場合>


●東京・名古屋・大阪・京都方面より(名阪国道針インターから10分位で夢雲へ到着。)
名阪国道「針」インターを降りて国道369号線を、室生寺方面へ
→「外の橋」交差点を左折(mac-自動車屋があり)県道28号線を2つ目の点滅信号
→右折(手前に向渕バス停)橋を渡ってすぐ(大きな物置小屋あり)左折
→安楽寺の前を通って夢雲の看板あり。間すぐはいると(細い道ですが)駐車場あり。
 又は看板のところ左折、少し行くと左手に広場アリ。駐車可。

●名張方面・榛原方面より
国道165号線「緑川」交差点を針方面へ。(室生針線 県道28号線に)
室生アートハウスを超えて10メートル地点急カーブのところ左折
(夢雲看板)のところを坂を上って来る。
左手最初の民家。夢雲少し手前右手に広場に駐車可。




<電車+タクシーでご来場の場合>


●大阪方面より
近鉄大阪上本町駅・鶴橋駅から、近鉄大阪線急行(名古屋・青山・名張方面)、
約1時間、 室生口大野駅下車→タクシーで10分

●京都方面より
近鉄京都線乗車、近鉄大和八木駅で近鉄大阪線急行(青山町行)に乗り換え、
約25分、室生口大野駅下車→タクシーで10分

●名古屋方面より
近鉄名古屋線乗車、近鉄名張駅で近鉄大阪線急行(大阪上本町行)に乗り換え、
約10分、室生口大野駅下車→タクシーで10分

奈交宇陀タクシー株式会社配車室 TEL:0745-82-0155

近鉄大阪線時刻表

ekitan 乗り換え案内 時刻表 運行情報


拡大地図を表示

女人高野・室生寺でよく知られる室生村に壮大な山々を遠くに望む山麓に、築300年の歴史を刻んだ古民家のダイナミックな梁をそのままに、光溢れる空間に改装。土が醸し出す柔らかな風合いの素朴な味わいのあるレトロ感覚溢れるミュージアム。広い室内はいくつにも空間が区切られ、ベランダ、屋根裏、土間、囲炉裏のある和室と、それぞれに個性豊かな味わい深い作品が並んでいる。入り口はちょっと分かりにくい狭い道だが、何軒かの集落が開け、安楽寺の近くに「夢雲」がある。駐車スペースは夢雲の側にある広場も駐車可。湧き水で作った珈琲・抹茶500円、ビールもあり、ゆっくりとくつろげる癒しの空間ギャラリーである。取り扱い作品は工芸を中心としながら現代アートなど常設展、企画展で展示販売。

Gyararia1_3

周辺の宿泊施設

会場周辺の宿泊施設をご紹介します。
ゴールデンウィークですので、お早めのご予約をお勧めします。
■ささゆり庵 http://sasayuri-ann.jp/PC/ 

アクセス http://sasayuri-ann.jp/RES/access/index.html

632-0203 奈良県宇陀市室生深野656

TEL:0745-88-9402

オーベルジュ・ド・ぷれざんす桜井 http://www.hiramatsuhotels.com/plaisance-sakurai/

アクセス http://www.hiramatsuhotels.com/plaisance-sakurai/access/

食事ー朝食のみ6,500円
(夢雲から予約といっていただくと、祝日も8,000円です。)
〒633-0312 奈良県宇陀市室生区西谷513番地
TEL:0745-92-2206
近鉄電車室生口大野駅・三本松駅まで送迎あり

■民宿むろう http://www.e-murou.com/index.html
2食付 9,000円(季節の山菜料理プラン)
〒633-0421 奈良県宇陀市室生区室生405-1
TEL:0745-93-2118

■保養センター 美榛苑 http://www.miharuen.com/
榛原駅から10分 いいお湯です。
朝食付き5,775円~ 2食付8,925円~ 洋室
〒633-0204 奈良県宇陀市榛原区福地255
TEL:0745-82-1126

■赤目温泉 湯本赤目 山水園 http://www.akame-sansuien.jp/
夢雲より車で25分
〒518-0464 三重県名張市赤目町柏原湯屋谷
TEL:0595-63-1034

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2017年1月 | トップページ | 2017年4月 »