生々流天ー珠洲焼『中山達磨陶展』
賛助作品ー中山昌果
2015年11月20日(金)~29日(日)まで期間中無休で開催します.
室末末期、奥能登珠洲にこつ然と姿を消した古陶・珠洲焼を30年数年前に室末末期、奥能登珠洲にこつ然と姿を消した古陶・珠洲焼を30年数年前に珠洲焼の復興に情熱を注ぎ再興した陶芸家、中山達磨さんの珠洲焼ー中山達磨陶展『生々流天』(しょうじょうるてん)を11月20日(金)より11月29日(日)まで無休で開催いたします。
今回は賛助作品に独自の世界をもち、輝く中山昌果さんも出品いたします。
穴窯で、強還元で焼き締められた珠洲焼きの幽玄ともいえる灰黒色の趣のある焼きものをつくる中山達磨氏の作品はダイナミックにして繊細、古風でありモダン。
灰被や自然釉の器や壺は、素朴の中に品格のある焼きもので、ビールの泡が細やかで、水がいつまでも澄み、野の花がとてもよく似合います。
11月21日(土)22日(日)は
『CAFE NEKKOカフェネッコ}のおいしいワッフルと珈琲を、
11月22日(日)23日(月)
自豊暮ー富士山の湧き水でできたお茶やお米、を使ったおむすびとお味噌汁-
自豊暮 無農薬のお茶やお米も販売いたします。
11月28日(土)29日(日)おのまとぺーごはんとぱんのハーフ&ハーフ弁当とお菓子など ご用意しています。
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生々流天しょうじょうるてん
ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
淀みに浮ぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例なし。
世の中にある人と、栖とまたかくのごとし。 方丈記
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中山達磨
1952年 石川県生まれ
1976年 九谷工芸高等訓練校卒業
1978年 珠洲焼復興に参加
1982年 珠洲 飯塚窯を開窯
1988年 大阪で 初個展
以降、全国各地で 個展、グループ展を開催
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珠洲焼は、12世紀後半から15世紀末にかけて能登半島の先端・珠洲郡内(現在の珠洲市周辺)で作られた中世を代表する焼物です。14世紀には日本列島の四分の一に広がるほど隆盛を極めましたが、戦国時代に忽然と姿を消しました。以来、「幻の古陶」とよばれてきた珠洲焼ですが、わずかに残された断片からその姿が明らかになるにつれ、素朴で力強い美しさが人々の心を魅了し、約400年の時を経て再び発祥の地によみがえりました。
消えた珠洲焼の謎
珠洲焼は、古墳時代中期に大陸から伝わった須恵器(すえき)の流れを汲んでいるといわれています。鉄分を多く含む珠洲の土を、粘土紐で巻き上げた後に形を整え、それを1200度以上の高温で焼く「燻べ焼き(くすべやき)」という技法で作られ、コーティングの役割を果たす釉薬は使わず、高温で溶けた灰が自然の釉薬となり、素地も炭化して珠洲焼独自の灰黒色の艶を生み出します。
日本各地に広まった珠洲焼は、15世紀後半に突然途絶えてしまいますが、その理由については、今日まではっきりとは解明されていません。当時台頭してきた他の窯のように大量生産に対応できなかったためともいわれていますが、作り手が確保できなかったのか、なんらかの事情で素地となる材料が手に入らなくなったのか、あるいはあえて大量生産を拒んだのか…今なお多くの謎に包まれています。
受け継がれる黒の系譜
昭和30年以降になると、珠洲一円で40基ほどの珠洲焼窯跡が発掘されました。調査や研究が進むとともに、幻の古陶をなんとかもう一度この地に復活させたいと願う地元の人々の情熱が原動力となり、試行錯誤の末、昭和53年、珠洲市陶芸センターにおいて、ついに珠洲焼は長い眠りから目覚めたのです。
よみがえった珠洲焼が放つ、深い黒の輝きや手仕事なら
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■『CAFE NEKKOカフェネッコ}
11月21日(土)22日(日)
おいしいワッフルと珈琲を、
11月22日(日)23日(月)
自豊暮ー富士山の湧き水でできたお茶やお米、を使ったおむすびとお味噌汁-
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11月28日(土)29日(日)おのまとぺーごはんとぱんの ハーフ&ハーフ弁当とお菓子など ご用意しています。
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