『生き物の行動はなぜ?』
夢夢では、初めてのレクチャー、生命共生進化学を研究の本間淳さんをお招きして
『生き物の行動はなぜ?』の勉強会を開催いたします。
本間淳レクチャーinギャラリー夢雲 全編 YOU Tube
http://www.youtube.com/watch?v=370RFpZEZe4&feature=player_embedded#!
夢雲へのアクセス http://www.39moon.com/blog/cat7922220/index.html
『河野甲レザーワークの世界』開催中!
講師 本間 淳
総合研究大学院大学先導科学研究科
生命共生体進化学専攻
テーマ:生き物の形や行動のなぜ?-進化から考える-
内容:生き物の世界を眺めるときにいつも驚嘆させられるのは、地球上には計り知れない
ほどたくさんの種類がいること(多様性)と、どんな生き物も彼らが生きていくための精
巧な仕組みを持っていること(適応)です。生物学においてもこの2つ、「なぜこれほど
多様な生物がいるのか?」と「なぜ精巧な仕組みをもっているのか?」はもっとも重要な
研究テーマになっています。
生き物がもつこの「多様性」と「適応」を共に説明することのできるのは、「自然選択に
よる進化」の理論です。これは、生き物が自身が棲む環境との関係の中で、世代を超えて
変化してきたことを説明しています。さらに、現在見られる生き物の持つさまざまな性質
に対する疑問(たとえば、なぜそんな形をしているのか?とか、なぜそのような行動をす
るのか?など)を解く手がかりを与えてくれます。
今回は、私が研究してきた、トゲヒシバッタという変わった形のバッタを例に、このバ
ッタの謎の行動「死にまね」についての謎解きをご紹介したいと思います。革を用いて様
々な生き物の精巧な造形をされている河野甲さんをコメンテーターに、生き物の形や行動
のもつ「意味」について考えてみたいと思います。
プロフィール:東京生まれ。幼稚園の時に埼玉県に引っ越す。近所の田んぼによく遊びに
行き、カエルとりや虫とりをする。また、夏休みには千葉の祖父の家に行き一日中セミを
捕りまくっていた。動物が好きで、マンションでは禁止されていた犬と猫以外のいろいろ
な動物(ウサギ、ハムスター、インコ、ジュウシマツ、ハト、ウズラ、ニワトリ、トカ
ゲ、ザリガニ、カエル、カメ、コイ、金魚や、フナなど)を飼う。小学校高学年から高校
にかけては、とくに魚の飼育に凝る。
生き物の生態を研究したくて、京都大学に進む。京大では昆虫学研究室に所属し、休耕田
に棲むバッタの仲間とその天敵との食べ-食べられる関係を研究する。そのために、昆虫
の天敵であるカエルを数百匹捕まえて、胃をひっくり返して食べているものを調べたりも
した。昨年は、警告色の擬態を研究しにフィンランドに行き、一日14時間ひたすらヒヨコ
とにらめっこする実験を行った。
現在、総合研究大学院大学特別研究員。猫7匹とカメ、ハリネズミと暮らす。
本間淳レクチャー in ギャラリー夢雲
ttp://newlib.at.webry.info/201009/article_17.html
9月23日、ギャラリー夢雲(むうん)で開催された、
本間淳さんのレクチャー「生き物の行動はなぜ?」
を拝聴してきた。
YouTubeの映像はその一部の様子である。
本間淳レクチャーinギャラリー夢雲 全編
http://newlib.at.webry.info/201009/article_18.html
2010年9月23日、ギャラリー夢雲(むうん奈良県宇陀市室生区)で行われた、
本間淳さんのレクチャーの模様全編。
全部で1時間30分。
6/7では河野甲さんがコメンテイターで登場。
7/7は参加者との質疑応答。
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