斉藤洋の染-風布ー
白い萩が咲き、すすきがたなびき、すっかり秋色に染まった夢雲に
三年に一度の待ちにまった、斉藤洋の染ー風布ーを
9月26日(金)より10日間無休で開催いたします.
アジア少数民族の手による手紡ぎ手織りの布や、
日本独自の布である毛斯綸(モスリン)やがら紡などを愛し、、
その布と対話するような染め(手描き染)を続けておられる斉藤洋氏.
伏見の工房から京都の岡崎に、住まいと工房を建てられ、
新しく活動を開始されて夢雲では初めての作品展.
斎藤洋氏の染め布を夢雲でおなじみの竹田安嵯代さんが仕立てるコスチューム(あわせまとふ)
秋冬纏って楽しい大判のショール、ウールモスリンの(もじり袖コート)、染め絵、
男物のシャツやハンチングなど、手描き染めの新作200点近くを発表.
10月4日は特別企画・野染め・ギャラリーの庭で18mの木綿布2本を張り、自由に染め合う
ワークショップ(要予約)をします.
9月27日と9月28日はChieのイタリアン精進ランチもご用意してお待ちしております.
ギャラリー夢雲・山脇優喜美
池田啓一さんのBLOG
夢雲ーhttp://ameblo.jp/homuto/entry-10148295958.html
斉藤洋
1971年京都にて染を始める.
毛斯綸(モスリン)やがら紡など
の日本独自の布や、アジア少数
民族の手による手紡ぎ手織りの
布などに魅かれその布と対話す
るような染め(手描き染)を続け
ている。毛斯綸存続のための活動
を仲間と共に2007年春始め
る。ライフワークとして野外で大
勢の人たちと長い木綿布を染め、
その行方を楽しむ<野染、そし
てHIV/AIDSの病の中から
作られてきたメモリアル・キルト
の活動など。
国内外での個展多数。
一期一会の一枚を。 染色家 / 斎藤 洋
染色家・斎藤洋さんが開催する「野染めの会」に出かける。山々が緑から黄色、赤色とまろやかに色づく季節。秋晴れ、という言葉が空にも、心にもぴったりとくる朝。「野染め」とは、野外に広げた大きな布に、大勢で好きな色を描いていく、ダイナミックな染めの体験教室。20メートルの木綿に竹ひごを張って、「さあ、秋の色を染めようか」と斎藤さん。水をはったバケツに、染料を溶く。「何色がいい?」斎藤さんがたずねると、子供たちは大声で、「赤!」「青!」「黄!」。いいねえ、子供は素直で。大人は、ややこしい色を言うんだよ。赤でもない、茜でもない、紫でもない、夕焼けの空色・・・とかね。赤でいいじゃん、赤で!と参加者を笑わせる。赤でいいじゃん、かあ。「ボルドーワインの色・・・」と言いかけた自分を訂正。大人たちも斎藤さんの笑顔に導かれて、素直な感性を取り戻していく。やがて、40名ほどの参加者がハケを持ち、真白の布に思い思いの秋色を置いた。あっという間に、木綿が野山の色に変わる。太陽にかざすと、ああ、虹の橋みたい。普段は京都の工房でさまざまなアート作品を生み出す斎藤さんが、「野染めの会」をライフワークにしているのは、彼自身が、作家としての、いや、人間としての原点を失わないため。息を吹き返す時間、といってもいい。「“流行”というものは、数年前から仕掛けられたもの。でも、僕らはもっと瞬間的な“今”を呼吸している。紅葉が綺麗だから、今年は赤いコートを纏おうか、というような衝動に答えて、色を染め、一枚の服が生まれる。そんなモノづくりができたら幸せじゃないか?」。そして、そんな一期一会の一枚を、欲する人との出逢いも含め、確かな腕で生み出せるのは、実は、小規模で動ける自分たちのような職人ではないかと付け加える。話し込んでいるうちにススキが揺れ、空が赤く落ちた。季節が変わったら、斎藤さんに故郷の海の色を映した浴衣をお願いしようか、そんなことを思いながら帰路につく。秋晴れの一日。 (フリーライター 村上美香 188.j p)
http://www.188.jp/creator/sankeiSAITO.html
池田啓一さんのBLOG
野染めーhttp://ameblo.jp/homuto/entry-10148307657.html
ワークショップ・ 斉藤洋の野染めの会
ギャラリーの庭で18mの木綿布2本を張り、
自由に染め合うワークショップをします。
定員・36人 要予約 会費・2,000円(染め布代)
10/4(土)1:00~ 雨天の場合5日に順延
予約・ギャラリー夢雲・Tel:0745-92-3960
E-mail moon39moon@gmail.com
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心と身体に優しい
Chieのイタリアン精進ランチ
・要予約:1,500円
9/27(土)9/28(日)11時~16時
予約・ギャラリー夢雲・Tel:0745-92-3960
moon39moon@gmail.com
Chie makan siang (Chieのランチ)
碧ガラスーChie makan siang (Chieのランチ)
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